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「エキチョーの手紙」。2015年8月。

道の駅萩往還 従業員 各位

 

平成278

道の駅萩往還 駅長:篠原 充

 

人間万事塞翁が馬

(にんげん・じんかん・ばんじさいおうがうま)

 

 今から5年前の平成22年。私が道の駅萩往還を新たに立ち上げるため着任した際、広島の恩人から贈ってもらった色紙に書いてありました。

 「人間万事塞翁が馬」とは中国の故事です。塞の国に住んでいた翁(老人)が、それはそれは美しい名馬を飼っていました。ある日、名馬が逃げ、老人が悲しんでいると、その名馬が何頭もの美しい馬を連れて老人の下へ帰ってきます。老人は喜びました。しかし、老人の息子がその名馬に乗っていたところ、落馬して骨折してしまいます。息子は怪我が元で激戦地への徴兵を免れ、命を落とさずに済みました。

 人生の禍(わざわい)や福は、予測できないものです。私自身も、どんなに悪いことが起きても、前向き生きることによって、福に転じたことが何度もありました。

 人間、本当に嫌な場所にはいられないもの。ここにいるみんなで、これからも頑張っていきましょう。

 

1か月ごくろうさん!

| 「エキチョーの手紙」。 | 17:50 | comments(0) | - |
「エキチョーの手紙」。2015年5月。
道の駅萩往還 従業員 各位
平成275
道の駅萩往還 駅長:篠原 充
 
私たちのサービス
 
 何はともあれ、大型連休お疲れさま。忙しかったですね。
 
 今年に入って、周辺の人から「忙しくてええね!儲かってしょうがないじゃろ!」とよく言われます。
 私はこう返します。「本来のやりたい接客サービスが出来なくて、困っています。」
 
 例えば、農産物直売所の甘夏。産地や生産者の栽培技術、品種や貯蔵の仕方によって、同じ甘夏でも、それぞれ味に個性があります。値段もピンからキリまで。それらを丁寧に説明し、試食していただき、自分に合った味を納得してお買上いただく。これが我々のサービスです。
 
 繁忙時に、個別のお客様にフルサービスは不可能ですが、例えば、同じ甘夏の説明を、「複数組のお客様に同時に行う」。
 
 みなさんなら、出来ると思います。
 
1か月ごくろうさん!

 
| 「エキチョーの手紙」。 | 17:17 | comments(0) | - |
「エキチョーの手紙」。2015年4月。
道の駅萩往還 従業員 各位
平成274
道の駅萩往還 駅長:篠原 充
 
少数精鋭
 
 私は最近の萩の状況を「大河バブル」と言っています。
 
 ちょっと想像してみてください。今、忙しいからと、ルーキーの従業員を新たに雇うとします。みなさんがやってくれている仕事がすぐにマネ出来ると思いますか?
 
無理です。
 
 それは、みなさんがそれぞれの持ち場で、高次元のスキルを習得したプロのレベルに達しているからです。
 
 現在、みなさん一人ひとりが、様々な事を犠牲にしながら働いてくれて、心と体に大きな負荷がかかっていることは、わかっています。それを想うと心が痛みます。
 
 「大河バブル」は、半年ではじけます。あともう少し。
 
 そして、この難局を乗り越えた経験は、みなさんの人生で必ず大きな財産になります。他に、ちょっとだけ良い事があります。経営者として約束します。
 
1か月ごくろうさん!

 
| 「エキチョーの手紙」。 | 16:31 | comments(0) | - |
「エキチョーの手紙」。2015年3月。

道の駅萩往還 従業員 各位

平成273

道の駅萩往還 駅長:篠原 充

 

エレガンス

 

 今年2月以降、みなさんにたいへんな苦労をかけています。週末の混み合う時間帯は、ベテラン従業員でも限界ギリギリのレジ〜接客が続いています。表情が硬く、動作が荒くなるのも無理ありません。

 

 私がみなさんを面接したときに、最も重要視した点は「親御さんの愛情を、たっぷり受けて育ったかどうか」です。それは、大人になって「品格」として表れてきます。

 

 エレガンスとは「上品な美しさ」「優雅」「気品」のこと。

 

 無駄のない美しい所作。やわらかい笑みを浮かべた表情。

 

 みなさんには、充分な素質があります。

 

1か月ごくろうさん!

| 「エキチョーの手紙」。 | 17:46 | comments(0) | - |
「エキチョーの手紙」。2015年2月。

道の駅萩往還 従業員 各位

平成272

道の駅萩往還 駅長:篠原 充

 

山場

 

 人生には、様々な「山場(やまば)」があります。

 

 みなさんの人生でも、受験や結婚、出産や子育て、就職や転職などの山場を超えてきました。

 

 かつて、高すぎて超えることが出来ないと思った山でも、経験を積むと楽に超えられます。

 

 今年は大河効果で、道の駅萩往還にとっても大きな山場。みなさんの経験なら、越えられます。

 

 一緒に超える仲間もいます。

 

 

1か月ごくろうさん!

| 「エキチョーの手紙」。 | 17:41 | comments(0) | - |
エキチョーの手紙。2014年9月。


従業員各位
平成269
道の駅萩往還 駅長:篠原 充
 
物を売るバカ
 
先日、ベストセラー「物を売るバカ」を読みました。本の内容は「物ではなく物語を売る」といったもの。一つの商品には、実にたくさんの物語が潜んでいます。作る人は当たり前と思ってやっている工夫や高い技術、志などは、商品を並べているだけでは伝わりません。
例えば、テレビで紹介された商品が、放送翌日から急に売れ始めることがあります。有名芸能人が試食して絶賛すると効果絶大ですが、今回の話は違います。
 昨年、当駅の秋冬のカタログを地元テレビ局に取り上げていただいた際、カメラが「黒ヶ谷米」の生産現場に入りました。
 貯水池の水は一切使わず、湧水のみで育てていることや、8年間化学肥料を使っていないこと、優れた土壌、高地栽培、美しい環境、そして、生産者高木さんの良い米をつくるための不屈の精神などが紹介されました。
 放送直後から電話が殺到し、高額品にもかかわらず、カタログ配布前に「黒ヶ谷米」は完売しました。
 テレビを通して「物語」が消費者のみなさんに伝わった効果です。

 この同じお米を、ただ「黒ヶ谷米」だけ書いて、値札をつけて店頭に並べただけでは、シーズンでせいぜい数袋ほどしか売れなかったと思います。
 商品は物です。自らお客様に語りかけてくれません。
 語りかけるのは、私たちです。写真やわかりやすい文章で表現するPOP、短いキャッチコピーを書いた値札、そして、対面販売でお客様に実際に説明して、初めて「物語」が伝わります。
 さらに大切な事がもうひとつ。美味しいものを食べて喜んでいただきたいと思う誠意です。
 「黒ヶ谷米」は、昨年からのリピーターの方から、今年も予約がたくさん入っています。
 その商品が、本質的に優れていることが基本であることは、言うまでもありません。
 
一か月、ごくろうさん!

 
| 「エキチョーの手紙」。 | 14:32 | comments(0) | - |
エキチョーの手紙。2014年8月。
みなさん、こんにちは。エキチョーです。

今回は、毎月従業員の給料袋に入れる
「エキチョーの手紙」を紹介します。

従業員 各位
平成268
道の駅萩往還 駅長:篠原 充
 
花火大会の話
 
 今年7月。都市で開催された花火大会に行きました。
 
 終わった午後9時、数十万人の人が一斉にシャトルバス乗り場に並びます。
 
 行列は長く、私も最後尾に並んでバスに乗るまで、ゆうに30分以上は待ちました。普段なら、たいへんな苦痛です。
 
 そこで、驚いたことがあります。
 
 私も含め、数十万人の人が、誰一人、イライラしていなかったことです。
 
 家族連れの子供は楽しそうにはしゃぎ、カップルは幸せそうに話しています。
 
 なぜか。
 
 それは、行列が「常に動いていたから」です。
 
 だた、それだけ。
 
 私たちの施設は、繁忙期にはどうしてもレジに行列ができます。
 「早くしてあげること」はもちろん大切です。
 
 同時に、待っているお客様への配慮、そして、順番が来たお客様への「声掛け」「フルサービス」がさらに大切。
 
 815日・16日は、物産館で開業以来全営業日の最高売上ができました。
とはいえ、サービスはまだまだでしたし、一部、問題もありました。
 
 しかし、たったこれだけの少数スタッフで対応しきったことは「誇り」に思ってください。
 
一か月、ごくろうさん。

 
| 「エキチョーの手紙」。 | 16:28 | comments(0) | - |
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