萩往還ヘッダ
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わが青春の「長崎丸」。

みなさん、こんにちは。エキチョーです。

長崎大学水産学部に入学して
初日のオリエンテーション。

講堂に1年生が着席していると
先輩が10数人、通路に並んだ。

演壇の先輩が名簿を開き、腹に力を入れた大声で
「ただいまから、新入生の出席をとる!安達!」

「はい!」

「水産学部の返事は、はいじゃなく、押忍だ!!!!」

あれれれ?????????

ここ、国立大学ですよね??????

翌朝からは、早朝訓練が始まり
アスファルトの上で腹筋や腕立て伏せをさせられる。

威勢の良い「巻頭言」や歌を覚えさせられる。

手旗信号や、ロープワーク
漁網の修理までやる。

「海洋訓練」と称した合宿では
遠泳やカッター船を漕ぎまくり
手と尻の皮がむけた。

バンカラなノリは馴染めなかったが
長崎大学水産学部が大好き。

もう、30年も前の話。

昨日、盆明けの休日をとり
午前中、家でダラダラ過ごした後
買い物でも行こうと車で出かけた。

いつも通勤で通る萩海上保安署あたりにさしかかったとき
岸壁に停泊している船に目が留まった。
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あれ?もしかして・・・・・・。あの青と白の船は!

一旦、通り過ぎたが気になり、引き返してみる。

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▲巨大な船。

車を停めて、徒歩で近づいてみる。

間違いない。

長崎大学の練習船「長崎丸」。
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▲長崎丸船首。

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▲長崎丸右舷後方から。

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▲最上階のブリッジ。

長崎丸は、全長63メートル
総トン数842トンの大型底引き網船。

学生40名、乗組員25名を乗せて
航海や漁業の実習、各種調査などを行う。

この長崎丸は3代目で、昭和61年2月に進水。

わたしが大学4年になる前に
1年休学して、欧州を放浪した年に生まれた船。

タラップを上がると受付があり
卒業生であることを告げ船内を見学させていただいた。

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▲ブリッジ。

最新鋭の機器がズラリ。

DSC_9779.JPG

航海実習中は、手すりにつかまって、見張り(ワッチ)をする。

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▲ジャイロコンパス。

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▲船の心臓部「機関室」。

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▲船首側デッキ。

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▲船尾側デッキ。

ここに、巨大な底引きの漁網が巻き上げられる。

調査漁業のため、学生が揚がった魚の魚種を分け
体長などを測定する。

網の底のほうで揚がってくる魚は
ミンチのようになっており、測定不能。

軟弱者の私は、そんな魚を一緒に揚がった
アンコウの口に突っ込んだ事もあった。

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▲船底にある学生の講義室兼、食堂。

この部屋の周囲に、2段ベッドの学生の寝室が並ぶ。

一通り見学を終えると、乗組員の方が
「船長とコーヒーでもどうぞ」と
士官専用のキャビンに案内してくださった。

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▲士官用キャビン。

船長が迎えてくださった。
DSC_9832.JPG
▲長崎丸船長:兼原教授。

あ!

私が在学時、航海実習で北は北海道から南は沖縄まで
全国各地の港に寄港し、香港にも行った。

そのとき、セカンドオフィサーとして
私たちをご指導くださった兼原さん。
(船長>ファーストオフィサー>セカンドオフィサー>サードオフィサー)

30年前と、全くお変わりなく
現在は船長としてご活躍。

私の事も、覚えていてくださった。

当時の水産学部生には、大きく分けて2タイプいた。

将来、海の男として生きるべくこの学部に入学した
志の極めて高いタイプ。

鋼の精神と肉体をもった、学部の鑑。

もうひとつは、テキトーに入学した軟弱もの。

私は、もちろん後者であったため
船長の「覚えている」のお言葉に
少々顔を赤らめた。

想い出深い話しや、近況など雑談する中で
実は船長の故郷が、私が住んでいる
阿武町ということを初めて知り
道の駅の仕入れ先が、ご親戚であることにも驚いた。

現在の長崎大学水産学部は女性も増え
「返事は、押忍でなく、はい」。

早朝訓練もカッター漕ぎも遠い昔に廃止との事。

昨夜は、学生時代の楽しい事を色々思い出し
眠れなかった。

本日夕刻、長崎丸は萩を出航する。

もう一度、この船に乗って
あの青い海へ出たいと思った。

道の駅 萩往還
駅長 篠原 充








| 日記 | 09:34 | comments(2) | - |
コメント
素晴らしい学生生活でしたね。

この歳で、実際に長崎丸に乗ってみると、感無量ですよ。

今後、焼津あたりは寄港する可能性高いので
長大HP→水産学部→長崎丸をチェックし
機会があれば乗ってみてください。
機関長もお元気でした。

私たちが遠洋に出たのは、1代前の白い長崎丸でしたね。
さらに大きかった「鶴洋丸」は
現在、小型のアルミ船になっています。

いずれもHPで写真をみることができます。

「ワッチで〜す。」
| re:じゅんきちさんへ | 2013/08/22 2:55 PM |
オリエンテーションの初日…
30年経ちましたか。
偶然が重なって懐かしい話。
にやけるし、色々な思い出がジンとくる。
ありがとっ(^◇^)

| じゅんさち | 2013/08/21 10:57 PM |
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